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チタン酸カルシウム(CaTiO₃)

概要

チタン酸カルシウム(Calcium titanate)は、高誘電率・低誘電正接をバランスよく兼ね備えた物質で、コンデンサからアンテナまで様々なセラミック部品原料として使用されています。
近年は5G/6Gなどの次世代通信向けに樹脂アンテナなどの用途における”機能性フィラー”としても注目が集まっております。

特性(仕様)

CT-3

コンデンサ用原料として最も一般的にご使用頂いております。粒子径が大きい為、流動性も良好でフィラーとしてもご使用頂けます。

CT-HPシリーズ

シャープな粒度分布を有する高純度チタン酸カルシウムです。粗粒が極めて少なく、部品の小型化・高精細化に貢献します。

代表特性

純度、粒子径調整などのカスタマイズも可能です。
お気軽にご相談ください。

商品名 

純度

(%)

Ca/Ti比

D50

(µm)

比表面積

(m²/g)

CT-3 > 98 1.00 3.5 2
CT-HP300 > 99 1.00 0.7 6
CT-HP100 > 99 1.00 0.2 15

 上記の値は代表値であり、保証値ではありません。

特長(メリット)

誘電特性

チタン酸カルシウムは、シリカと比べて誘電率が高く、チタン酸バリウムと比べて誘電正接が低いという特徴があります。そのため”誘電正接を維持しながら誘電率だけを上げたい”といった特殊な需要に最適です。
温度による誘電率の変化が少ないのも特徴の1つで、温度変化に対する安定性を求められる電子部品などの用途に適しています。

粒子径バリエーション

当社ではチタン酸バリウムの製造で培った技術を活かし、幅広い範囲での粒子径調整が可能です。粒子径を小さくした場合には高精細化、粗粒低減に、また粒子径を大きくした場合には流動性などのハンドリング性改善にメリットがあります。
カスタマイズにも対応をしておりますので、お気軽にご相談ください。

誘電特性に関するデータやその他粒子径バリエーションについて、本ページ下部に掲載の関連技術ページにもご紹介をしておりますので是非ご確認ください。

用途

温度特性など絶妙なバランスの誘電特性を持つチタン酸カルシウムは、セラミックコンデンサやセラミックアンテナなどの原料として使用されております。

加えて、近年では5G/6Gの分野において、アンテナや電子部品の小型化、高機能化のニーズに応えられる高誘電率フィラーとして注目されております。

用途例

セラミックコンデンサ用原料 / セラミックアンテナ用原料 / 封止材用フィラー / 樹脂アンテナ用フィラー

関連技術

当社は100nm~100µmまで幅広い粒子径のチタン酸カルシウムをご用意しております。
詳しくは以下のリンクをご参照ください。

フィラーとして用いた場合の特性については、下記特設ページをご確認ください。

プラスチックの進化はフィラーがつくる